この週末、ハゼさんと一緒に、ミツロウを使った
アロマのハンドクリーム作りに挑戦してみました~。
私のアロマツールの入った引き出しを時々勝手に開けて、
「においする~♪」と一人喜ぶハゼさんではありましたが、
一緒にアロマクラフトを作ったのはこれが初めてです。
なんでまたハンドクリーム作りかというと。
先日から、私の中でちょっとしたブームになっている
キーワード、「シュタイナー教育」。
シュタイナーに関しては、以前私がアロマの勉強をしていた頃、
人智学とか自然療法の分野で多少かじったことはあったのですが、
自分の子育てにシュタイナー教育的エッセンスを取り入れようとは
みじんも考えていなかったんですよね…ええ、自堕落なもので。
そんな時、いたちむらの大切なブログ仲間カッコーさんの
こちらの記事を読み、一気にシュタイナー教育への興味が沸騰。
ここ最近は、カッコーさんおすすめのこちら、
クーヨンBOOKSの「シュタイナーの子育て」や、
子安美知子さんの「ミュンヘンの小学生」などを読んだりして、
すっかり「いいなぁ…シュタイナー的世界…」ってな感じで
ほわ~んとさせていただいておりました。
んで、ですね。
さっそく何か自分でも、今の子育てにシュタイナー的遊びを
取り入れてみたい!そんな思いの中、まず我が家にとって
一番手近にあるアロマを使った遊びを思いついたわけです。
と言っても、別にミツロウクリーム作りがシュタイナーの
典型的遊びってわけではないんですよ。
ていうか、そんなのどこにも書いてないと思います(^^;)
ただ、多くの本でシュタイナーのおもちゃとして紹介されている
ミツロウ(ミツロウクレヨンやミツロウ粘土)というアイテム、
これを見て、「あっ、それなら…」と思ったんですよね。
実際、シュタイナー学校卒の人達は、どうやら
ミツロウキャンドル作りなども身近に行うようですし。
アロマのミツロウハンドクリームは、昔作ったことがあります。
基材はミツロウとキャリアオイル、そこに精油を入れる、
というだけのシンプルなハンドクリームです。
でも、その心地良い香りは手間暇かけて作った以上の価値アリ!
昔通ったスクールの教科書を棚の奥から引っ張り出して…と。
材料と作り方はこんな感じです。
材料 ≪10mlケース2~3個分≫
・ ミツロウ … 5g(約小さじ1杯分)
・ ホホバオイル … 25ml(約小さじ5杯分)
・ お好みの精油 …1ケースに対し2~3滴
作る時に必要な道具類
・ 軟こう容器 … 10ml容器3個くらい;プラスチックでも可
・ アロマ用ガラスビーカー …50mlくらいのもの
・ ミツロウをとかす小さめの耐熱の器
・ 竹串 … 軟こう容器の数と同数
・ 湯煎にかけるためのお鍋
材料はほんっっとにシンプルなんですよ。
これでまざりっけなしのピュアなクリームが出来ます。
ちなみにキャリアオイルはホホバじゃなくて他のもの
(アーモンドオイルとかその他の植物油)でもOKですが、
使い心地と酸化しにくさから考えてホホバが断然お勧めです。
あとはお子さんと一緒に作っていくのですが、
湯煎にかける時に火を使うので、小さなお子さんの場合は
特に注意して下さい。ある程度は大人主導になると思います。
我が家では、湯煎にかける間は私が基本的に作業して、
溶けている様子を抱っこして見せてあげたりしました。
まず、ビーカーで必要な量のキャリアオイルをはかり、
別の耐熱容器にミツロウを入れ、それぞれを湯煎にかけます。
ミツロウだけでなく、キャリアオイルも温めるのは、
両方を合わせた時に温度差があるとダマになるためです。
ミツロウが完全に溶けたら、そこへ少しずつオイルを注ぎ、
竹串で混ぜながら温め続けます。
完全に混ざり合った温かい液体がこちら(↑)
これを熱いうちに各軟こう容器へうつします。
竹串にゆっくり垂らしていくとこぼれにくいです。
少し冷ましている間に、使う精油を選びます~♪
最初は黄色い液体だった基材が、だんだんと白みがかってきます。
ある程度あら熱がとれたら、そこからはスピード勝負!
それぞれの容器に、好みの精油を3滴まで、落とします。
そして、竹串でよ~~~く混ぜていきます。
しっかり混ぜ終わり、クリームが冷めたら完成!フタをします。
精油は、入れるのが早すぎても熱で有効成分が飛んでしまうし、
遅すぎても混ざりにくくなって下に溜まったりしてしまいます。
このスピード勝負にちゃ~んと対応するためには、
1人が1個の軟こう容器を担当するくらいが一番無難です(笑)
私はこの日、合計4つの容器を混ぜましたが、疲れました…( ̄□ ̄)
で、ハゼさんですが。
やけどにだけはとにかく気をつけさせるようにして、
軟こう容器に私が小分けしてからは、冷まして精油を入れ、
竹串でまぜまぜする行程まで、全てやっていただきました~。
ある程度は私も手伝いましたが、こぼしながらも奮闘!
精油も自分でお気に入りのを選んで、嬉しそう…☆
選んだのは、フランキンセンス&ローズでした。大人だ…。
私は、ローズ&スイートオレンジ。これが絶妙なんですよ!
ハチミツばたけに迷い込んだような甘さに柑橘が映えます。
それから、蚊に刺された時ややけどなんかの応急処置用に、
ラベンダー&ティートリーのを一つ作りおきしました。
出来上がったら、紛れないうちにそれぞれシールを貼り、完成!
その後ハゼさんのクリームは、夜寝る前の脚のマッサージや、
ちょっとした気分転換の時に取り出して塗ったりしてます♪
消費期限は酸化臭がするまで、です。
その意味でも小さな容器に小分けして使い切るのがオススメ!
ハゼさんには、五感のすべてと指先を使って夢中で作業する、
という体験をさせてあげられて良かったなぁ~と思いました。
そして終わってからも豊かな香りに包まれる…
幸せいっぱいの遊び、皆さんもぜひお試し下さいな~(´艸`*)
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